高齢サポート久世(京都市久世地域包括支援センター)の相談事例です。

相談事例Q&A

高齢サポート久世は、久世・祥栄地域にお住まいの高齢者の方の総合相談窓口です。
高齢者ご本人様はもちろんのこと、ご家族や地域住民の方のお悩み事やご相談は「久世地域包括支援センター」までご連絡ください。
久世包括の職員が中心となり、適切な機関と連携し、解決を図ります。

高齢者福祉サービスや介護保険に関するご相談事例

  • 介護保険は
    どうやって利用するの?

    80代女性・未設定・お一人暮らし Aさんからのご相談

    ご相談内容

    これまでずっと元気だったのに、先日、外出先で転倒してしまい、腕を骨折。
    病院では「手術はせずに回復を待ちましょう」と言われ、ギプスで自宅療養。安静にするように言われたため、買い物や掃除、洗濯や食事の準備などに困るように...。
    娘は2 人いるものの、遠方に嫁いでおり、実家に来るのは月1 ~ 2 回が限度。
    病院から介護保険を利用するように言われたが、どうすればいいのかわからない。

    高齢サポートより

    ご本人やご家族が区役所の窓口に行き、介護保険を申請することも可能ですが、A さんのように急を要する方 や、区役所まで行くことが難しい方は、地域包括支援センターの職員による「代行申請」も可能です。
    まずはお問い合わせください。
    【耳より情報】介護保険は「申請した日」からご利用可能ですお急ぎの場合は、暫定利用(認定が下りるであろうと見込んでケアプランを作成すること)ができます。

    但し、認定結果(要支援認定、もしくは要介護認定)が下りるまでの間は、

    • ご利用金額が明確にお伝えできません
    • どのくらいサービスがご利用いただけるのか明確にお伝えできません
    • 万が一「非該当」という結果が出た場合は、全額自己負担になりますそのため、担当者と話し合いながら、  「今、最も必要なサービスは何か?」を判断し、ケアプランを組み立てていくことになります。
  • 介護保険で
    トイレに手すりを付けたい

    80代男性・要支援2・妻と二人暮らし Bさんからのご相談

    ご相談内容

    これまで家の中でも杖を使い、転倒しないように気をつけていたが、つい先日、玄関でつまずき転倒。
    尻もちをついた。幸い、骨折やケガはなかったが、「もし、打ち所が悪かったら...」と想像すると怖くなった。
    妻が近所の人に「介護保険で手すりを付けられる」と聞いてきたのでお願いしたい。

    高齢サポートより

    B さんの場合、すでに「要支援2」の認定をお持ちですので、介護保険の利用は可能です。
    まずは、包括の職員がご自宅に伺い、Bさんのお身体の状況確認や、どこに手すりをつけたいか等を打合せいたします。
    (ご希望の工務店等が特になければ、こちらで業者選定することもできます)

    【注意点】

    • 介護保険で給付を受ける場合、「工事前」と「工事後」に申請が必要です。
    • 工事内容によっては保険給付対象外になる可能性もありますので、必ず事前にご相談ください。
  • 遠方に住む母を呼び寄せ、
    同居することに

    40代女性・夫と子ども2人・日中は仕事 Cさんからのご相談

    ご相談内容

    実家の父が亡くなり、母が一人暮らしに。
    かなり気落ちしていたので心配になり、こちらに呼び寄せ、同居することにしたものの、日中は母一人になってしまう上、土地勘もなく、友人もいない。
    母はもともと足が悪く、週1回、運動型デイに通っていたので、できればこちらでもデイサービスを利用し、運動と交流をしてほしいと思っている。

    高齢サポートより

    「以前、デイサービスに通っていた」ということであれば、介護保険の認定をお持ちで、担当のケアマネジャーもいるはずです。
    まずはそのあたりを詳しくお聞かせいただき、前任の担当者と転居先である当センターの職員でやり取りいたします。

    ※介護認定は、転居先でもそのまま引き継ぐことも可能です転居する日や、転居後の環境なども伺い、適切なサービスをご提案いたします。

認知症や介護に関するご相談事例

  • 父親が
    認知症かもしれない

    40代女性・父親とは別居 Dさんからのご相談

    ご相談内容

    父は実家で一人暮らし。
    私は車で20分ぐらいの所に住んでいます。
    最近、物忘れがひどく、何回も同じ話で連絡してきたり、約束を忘れてしまったりと、心配な状況です。
    先日、実家の冷蔵庫を覗いたら、賞味期限切れのものが大量にあり、父が気づいていないことに驚きました。
    「認知症では?」と気になっているものの、父は病院嫌いのため、かかりつけ医もなく、どうしたらいいか分かりません...。

    高齢サポートより

    まずは、お父様の生活状況や物忘れの状態を直接確認させていただきたいので、可能であれば娘さん立ち合いの下、ご実家を訪問いたします。
    必要に応じて、認知症初期集中支援チーム(注1)や在宅医療・介護連携支援センター(注2)と協力・連携することも可能です。
    主治医については、健康状態・物忘れの状態の確認はもちろん、介護保険申請の際にも必要ですので、お父様に受診に前向きになっていただけるよう、こちらからもお声かけさせていただきます。

  • 老人介護がしんどい

    80代男性・要支援2・妻と二人暮らし Eさんからのご相談

    ご相談内容

    妻は2年前に脳梗塞で倒れ、それ以来、日常的に介助が必要な状態です。
    娘も息子も遠方に住み、気にはかけてくれていますが、あまり頼ることはできません。
    妻はリハビリのため週3 回デイケアに通っていて、その間は少し自分の時間もありますが、「今後もし、私が倒れたら...」と考えるととても不安です。
    今、何か困っているという訳ではないですが、私も高齢であり、「自分がしっかりしないと」と思うと、知らないうちに疲れがたまって、精神的にまいってしまいそうです。

    高齢サポートより

    もしも、E さん自身が身の回りのことや家事をすることが難しくなってきたら、Eさんも奥様と同じように介護保険の申請をすることも可能です。
    ご夫婦とも介護保険の認定をお持ちであれば、ヘルパーによる家事援助をご提案することもできます。
    まずは、今の不安な気持ちを、担当のケアマネジャーさんや私たち地域包括支援センターにご相談ください。
    気持ちを吐き出すだけでも、心が軽くなることがあるかもしれません。

介護予防についてのご相談事例

  • 運動教室に通いたい

    70代女性・未設定 Fさんからのご相談

    ご相談内容

    パートで働いていましたが、退職。
    それ以来、体を動かしたり、外出する予定も少なくなりました。
    毎日が少し寂しく、「このままだと足腰が弱ってしまうのでは?」と不安です。
    体操教室など、どこかに通えるところはないでしょうか?

    高齢サポートより

    この地域には、老人福祉センターや地域介護予防推進センターが運営する体操教室、当センターが立ち上げた「公園体操」や「おたっしゃクラブ」など、各種の教室・イベントがあります。
    ただ、お身体の状態や、教室に通う頻度、運動の内容、時間帯などにより、お勧めする内容が異なりますので、一度センターにお問い合わせください。
    健康のためにもできるだけ長く続けていただけるよう、ご相談者様に合った運動の機会をご提案できればと思っています。

  • お隣の奥さんがとても元気そう
    週2回デイに通っていると聞きました

    70代女性・未設定 Gさんからのご相談

    ご相談内容

    「デイサービス」って聞くと、介護が必要な方が利用するイメージでしたが、隣の奥さんが「私も週2回デイ に通っているの」と言っています。
    介護保険の認定は持っていないと言うし、そんなことってできるんですか?

    高齢サポートより

    その方はおそらく「事業対象者」の認定をお持ちなのではないでしょうか。
    『基本チェックリスト』に該当する方は、必要に応じて「通所型サービス(デイサービス)」と「訪問型サービス(ヘルパー)」の利用が可能です。
    例えば、『短期集中型デイ』であれば、1回90分(週2回)のご利用で、理学療法士が運動メニューを考え、身体機能を向上を図るサービスもあります。
    ご興味がありましたら、地域包括支援センターまでお問い合わせください。

    ●基本チェックリストとは?
    65 歳以上の方が、ご自分の生活や健康状態を振り返り、心身の機能で衰えているところがないかどうかをチェックするものです。
    生活機能の低下が心配な方を早期に把握し、状態悪化を防ぐことを目的としています。

金銭管理・高齢者虐待・消費者被害についてのご相談事例

  • 認知症が進み、
    通帳をよく紛失するようになった

    90代男性・要介護1・お一人暮らし Hさんからのご相談

    ご相談内容

    (姪御さんからのご相談)認知症の叔父が気になって、久しぶりに顔を見に訪れたら、部屋の中に書類が山のよ うに積まれていて、「通帳がない!」と必死に探していた。
    通帳は古新聞の間から出てきたが、ここ1 年ほどで認知症が進んだ気がする。
    もともと叔父はお金に関してはしっかり管理していたので、今回のことでちょっと心配に...。
    他に身内もいないし、私も金銭のことまでは立ち入ることができないので、どうしたらよいでしょうか?

    高齢サポートより

    金銭管理をご支援する制度として、社会福祉協議会が行う『日常生活自立支援事業』や、国の制度である『成年後見制度』というがあります。
    ご親族間での支援が難しいということであれば、こうした制度を活用いただくことも可能です。
    地域包括支援センターでは、個別にお話を伺ったり、制度の説明や手続きのサポートなどの支援も行っております。

  • 「隣の家から毎日のように
    怒鳴り声が・・・」お隣の様子が心配

    ご近所に住む Iさんからのご相談

    ご相談内容

    (近隣の方からのご相談)隣家は認知症と思われるお母さんと息子さんの二人暮らし。
    夜になると息子さんの怒鳴り声が聞こえ、「ちゃんとしろ」「なんでわからないんだ」「死ね」など、心配になるような発言も...。
    あまりご近所付き合いがないお宅で、詳しいことは分かりませんが、お母さんは昼間、デイサービスに通っているようです。
    ただ、時々お母さんを見かけた際、ズボンが汚れていたこともあります。
    息子さんも介護が大変なのかなと思いますが、放っておくのは心配だったので連絡しました。
    私が連絡したことは伏せてもらえますか?

    高齢サポートより

    高齢者虐待の可能性もありますので、慎重に対応いたします。
    連絡くださった方の個人情報はもちろん厳守いたします。
    「デイに通っている」など、伺った情報も含め、こちらで分かる範囲で担当のケアマネジャーとの連絡を試み、介入の方法について行政も含めて検討いたします。
    お母様は排泄の失敗もあるようなので、息子さんは介護疲れで精神的に追い詰められている可能性も十分にあります。
    息子さんのケアも含めて、早急に対応策を考えてまいります。

  • 急に覚えのない
    荷物が送られてきた

    70代女性・要支援2・お一人暮らし Jさんからのご相談

    ご相談内容

    本日、頼んだ覚えのない荷物が届きました。
    伝票に書いてある送付主の連絡先に電話をしてみましたが繋がりません。
    開封することも怖いし、お金の請求が来たら困ります。
    どこに連絡したらいいですか?
    頼れる身内もいません。

    高齢サポートより

    すぐにお電話をいただいてよかったです。
    消費生活センターに連絡すると共に、適切な対応をお伝えいたします。
    消費者被害については、行政などからも定期的に情報が発信されます。
    近隣で似たような被害が出ている可能性もあり、対応については行政にも報告いたします。
    その他にもさまざまなご相談を承っております。
    まずはお気軽にお問合せください。